待機児童ゼロにするより・・・
いつも応援いただきまして、ありがとうございます。
オルゴナイト専門店ラブオルゴン店長のMASARUです。
僕の暮らす地域では、そろそろお花見シーズンも終わりかな・・・
という感じですが、皆さんのお住まいの地域はいかがですか?
3月の中旬頃から、子供たちのスケジュールに振り回されて、
バタバタの毎日でした。(汗)
また今年の春休みは、長女は初の海外一人旅に1週間でかけ、
(娘のスクール関係の皆様、都合によりご内密にm(__)m)
うちの奥様も、四泊五日で合宿セミナーに参加して・・・
家には次女と三女と僕が残されて、おかげさまで濃密な一週間を
過ごすことができました。
先週からやっと、保育園&フリースクールも新年度が始まりまして、
ちょっとだけ日常が戻ってきた感じです。
基本的に、自宅で仕事をしているもので、
子供たちが家にいると、やはりペースが子供たち中心になります。
でも、僕にとってこれが理想の暮らしでした。
僕が子供のころは、いわゆる高度経済成長期ってやつで、
父はいくつか職を変えた後に、小さな印刷会社の共同経営者となって、
毎日、朝から夜遅くまで家から1時間以上かかる会社に通勤しつつ
働いていました。
母も、大手の損害保険会社に勤務していて、その当時の女性では
珍しかったようですが、二児の出産後も定年まで勤め上げました。
ですので、僕は生まれて一週間ほどで、保育園に預けられ
母はすぐに復職したという事を、よく話していたことを
覚えています。
最近も、「待機児童ゼロへ!」みたいな話をよく聞きますが、
うちの両親も公設の保育園を立ち上げるために、市民運動に
力を入れていた人たちでした。
しかし、子供の立場からすると、両親が共働きというのは、
ちょっと寂しいものでした。
今では共働きなんて当たり前になっていますが、
当時はまだ珍しかったので、近所の子供たちはほとんどが
お昼過ぎには家に帰る幼稚園に通う子ばかりでした。
そんな子供たちが、母親と手をつないで帰っていく姿を
保育園の柵の中から、うらやましく思いながら見つめていた
記憶があります。
また、父親も朝早く出社し、夜も遅かったですので、
あまりコミュニケーションを取る時間がなかったように思います。
すでに父は、十年ほど前に亡くなってはいますが、
とくに親子関係が悪かったことはないのですが、
結局最後まで、どう接して良いのかいまひとつ分からなかった氣がします。
だから、ぼくは今の働き方を選択したのだと思います。
できるだけ子供たちと時間を共有したいと思っています。
正直、僕個人としては保育園や学校に通わす必要さえないと思っています。(;^_^A
僕の中には、まだあの子供のころの痛みがあるのでしょうね。
だから、最近の
「保育園を増やせばなんとかなる」
的な風潮には、少々違和感を感じてしまうのです。
・・・それは、親の都合でしょ・・・って。
・・・子供の気持ちは?・・・って。
もちろん僕も保育園のお世話になっているので、
「お前が言うなっ!」って話なのですけどね。m(__)m
バリ島には、基本的に保育園のようなものはありません。
幼児からの英才教育のために、経済的余裕のある人達が
日本の幼稚園のようなところに通わせることはあります。
学校へ通うようになっても、暑いし、給食費を払う
経済力もなかったりするので、子供たちはお昼前には
みんな帰ってきてしまいます。
では、子供たちの面倒は誰がみるのか?
バリ島はまだ、大家族&村社会が残っているのです。
家にはおじいちゃん、おばあちゃんもいて、
仕事をしていない親戚のおじちゃん、おばちゃんなど
誰かしら、同じ敷地内に暮らしているのです。
また、隣の人が勝手に敷地内を出入りするような
コミュニティーで、良くも悪くも村社会で、
村全体でも、子供たちの面倒をみているのです。
きっと、昔の日本もこんな感じだったのでしょうね。
そんな時代に「待機児童」なんて、いなかったのですよね。
保育園をいっぱい作っても、
その保育園に通わせるためのお金を稼ぐために、
両親が毎日、朝早くから夜遅くまで働いて、
子供との時間はどんどん無くなり、
そうやって親子の時間を楽しむことなく育った子供たちは、
「自分たちはそんな苦労したくない」と、
子供を作らない選択をしていき・・・
なんて、悪循環になってしまうのでは・・・
な~んて、思ってしまったりするわけです。
で、これからの時代には大家族、村社会に代わる
コミュニティーが必要なのかなぁと思うのです。
もちろん大家族、村社会にもどるのもいいと思いますが、
なかなか一度離れてしまったものに、また戻るというのも
難しいかもしれません。
だから、新しい形の大家族、村社会と呼べる
コミュニティーが必要なのかと・・・
例えば、僕らの周りでは、娘たちの通う保育園を中心に
そんなコミュニティーが出来上がっています。
子供たちが自由に行き来し、食事を出したり、
泊まりに行ったり、一緒に出掛けたり、
といった事が、気軽に行えています。
(ちなみに今夜も、次女と三女の友達二名が遊びに来て、
夕飯を食べています。時間があればお風呂にも入っていきます。)
仕事で子供の迎えに行けないときは、
誰かに電話すれば、預かってもくれます。
もちろん、うちが預かる場合もあります。
お互い様の関係なのです。
そんなコミュニティーがあれば、
子供を産むことに対する恐れがなくなるのではないかと思います。
だから、少子化と言われていますが、
僕らの周りは3人兄弟はあたりまえです。
4人兄弟以上も何家庭かありますね。
一人っ子のほうが少ないと思います。
保育園を増やすより、身近な人たちとのコミュニティーを
作り上げるための何か・・・
大人の都合のための何かより、
子供たちが健やかに育ち、かつ親も楽になるような何か・・・
隣人を恐れるのではなく、信頼できるようになる何か・・・
そんなものが、あるといいのかなぁと思います。
・・・と、そんなことを考えた春休みでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
世界に愛と悦びを・・・
MASARU
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