分離から統合へ

分離から統合へ

先週、イギリスからスコットランドが独立するかどうかの住民投票がありましたね。

僕は結構固唾をのんで、その結果に注目していました。

結果は、かなり競り合ったものの、独立は否決されました。

もしかしたら、これもこれからの時代の一つのサインなのかもしれないと感じました。
分離(独立)から統合へ・・・
バリ島では、基本的に一つの敷地内に一族が暮らしていています。

都市部では新興住宅街のようなものが建設され始めていて、核家族化の波も押し寄せてはいるようですが、基本的に親戚縁者が同じ村の中に暮らし続けています。

多分、日本も明治以降というか、戦後からでしょうか、欧米の情報が洗脳の如く入ってくるまでは、同じだったのではないでしょうか?

同じ家の中に何世代かが同居し、親戚もすぐ近くに暮らしている・・・

そして互いに支え合いながら暮らしていた・・・

それが当たり前の光景だったと思います。
ところが、たぶんアメリカからの影響が強いのではと思いますが、
「子供は成長したら家を出て独立、自立しなければ一人前ではない。」

という考え方が、一般的になりましたよね。

これって、よく考えてみるととても巧妙に刷り込まれたメッセージだと思いませんか?

一昔前には、親と同居するのは当たり前だったのに、今では親と同居するという事が、とてもストレスに感じてしまう・・・

ある一定の年齢になっても、親と同居している事に、親も子もなぜか引け目を感じてしまう・・・
何故なんでしょうか?
確かに日本の狭い国土の中で、人口は増加し続ける中で、そうならざるを得ないと言う状況もあったのでしょうが、何か気づかないうちに刷り込まれているメッセージがあるのではないかとも思えてしまいます。
少子高齢化・・・

子供を作らない人たちが増えて、一人暮らしの老人が増える・・・
これを、例えば保育園を増やして、介護施設も増やしていけば解決する・・・ってのも、おかしな感じがしませんか?

確かにそこに使われるお金は増えていくでしょうが・・・。
バリ島の人たちは、一部のお金持ち以外は子供を保育園に預けたりしません。

一人暮らしの老人なんてのも、いないでしょう。

なぜなら、親類縁者がまとまって暮らしているから。

仕事がある人たちは、もちろん仕事に出かけますが、子供達や老人の面倒は家に残っている人たちが面倒を見る訳です。

仕事がある人たちが稼いだお金は、もちろんそういった人たちも使われる訳です。

まあ、のんきな人たちなので、例えば自分たちの土地に借り手がついて一度に数百万円のお金が手に入った!・・・なんてことになると、家族みんなが仕事を辞めてしまったなんて話もあるようですが・・・(苦笑)
でも、それぞれが助け合って生きていると言う感じがします。

日本から嫁いでいった人たちは、そういった大家族主義や村社会がとてもストレスだったりするそうですが・・・(これまた苦笑)
もちろん、核家族(分離)、大家族(統合)どちらにもメリット、デメリットがあってバランスが大切だとは思いますが、日本やアメリカの現状を見る限り、やはり分離し過ぎじゃないのかなぁ?と思う訳です。

そりゃ、隣に誰が住んでるのかさえ分からなければ、いろいろと犯罪も増えるし、人の心も荒みますよね。
でも今、若者達の間ではシェアハウスのような、一軒家に他人同士が、まるで家族の様に暮らすなんていう、新しい人のつながりが生まれ始めてますよね。

そうやって新しい【統合】が始まっているのかもしれません。
そして、世界的にも分離独立から、統合へ向かう動きが出てくるのではないか?

そんな事を考えたスコットランド独立住民投票でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
世界に愛と悦びを・・・

MASARU
日本で初めてのオルゴナイト専門店 LOVE ORGONe ラブオルゴン
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